青木設計事務所の建築ブログ

静岡を拠点に活動する青木設計事務所のブログです。 家づくりをしながら考えていることや実家の井川のことなど 日々を綴ります。

ホームページ:http://aokiarchi.jp

住宅に限らず建物を設計する上で、建築主の要望とは無関係に風土を活かすと言う考えは、建築士が共有する一つの方法論です。
建築設計にとって、その土地の歴史、伝統、文化、気候、そして周辺環境を考慮することは、ごく一般的に行われる設計行為です。

これに対峙するものとして ハウスメーカーや設計施工で販売する規格住宅、プロトタイプの住宅があります。敷地の形状に制限されるものの、最近では意匠性のある安価な住宅が進出しています。
敷地を読む、周辺環境を考慮することもなく、予算とプログラムが一致すればどこにでも建てられると言うものです。

そこで、それら規格住宅のプロトタイプと設計事務所が個別に設計することの違いが問われることになります。設計事務所にとって予算はもとより、敷地環境、地形を活かす、土地に根ざす、土着、バナキュラーといった風土を読んでの独自のプログラムの提案、コンテクストが重要となります。

狭小と言われる敷地では、閉鎖的にならないように外に開いた住まいを考えなければなりません。余裕のある土地では、敷地を超えて周辺環境に溶け込むようにその可能性をどこまで追求できるか。
携わる敷地に同じものは無いので、その時折の風土に根ざしたプログラムは、携わる建築士の創造力に委ねられます。

住まいのプログラムは建築主にその生活様式をなかば強制するものです。
 何がその居心地の良さを担ってくれるのか?
 建築主がどんな暮らしを想像できるのか?
それらをどれだけリアルにプレゼンする事ができるかが求められます。
ここに設計事務所のアイデンティティー「独自性」があります。
その固有性、独自性を依頼主に理解してもらうことが大前提となります。

このブログを通して、読者の皆様が私たちの考え、暮らしに対する関心事、物事に対する姿勢に共感でき、興味や関心を持つ事が出来れば幸いです。
これからもよろしくお願いいたします。

 

nobu 

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お彼岸だったので井川に行ってきました。
春の空の下、木漏れ日の中、龍泉院まで続く階段を登り
いつものようにお墓掃除とお墓参り。
由緒あるお寺の造りに改めて見入ってしまいました。



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お寺からの帰り道に見えた井川湖
水が少ないですが、相変わらずほっこりする風景です。
ずっと変わらない風景であってほしい。


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5月のお茶摘みに向けてお茶刈りもしました。
運動不足の身体には、これが結構きついのです。
機械を持つ腕はプルプルして、次の日は安定の筋肉痛です(笑)。
今年も家族親戚が集まって、みんなで手摘みする予定です^ - ^


そしてそして今年は新たな仲間と一緒にとある井川在来の作物を育てる予定。
収穫に合わせてイベントも考えていますよー!
井川の良さと建築を掛け合わせた場を提供する予定。
井川に興味のある方は楽しみにしていて下さい。
定期的に告知していきます!


良介




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3月8日(日)9日(月)
ひかり市民センター・園庭カフェにてモザイクタイルワークショップを開催しました。
こんな時期だから直前まで中止にしようか迷ったけど、準備できることを最大限準備して開催に踏み切りました。参加していただいたみなさん、本当にありがとうございました。

30以上のタイルのコースターと、アクセサリー、フォトフレームができました。
写真を眺めているだけでも楽しいです。
みんなそれぞれ個性的ですよね。
今回、ひかり市民センター長の原大介さんが作ってくれたオリジナルのコースターの型に無限の可能性を感じたので、またコラボしたいです。


モザイクタイルって不思議なもので
それぞれが選んだ集合体はまるで
その人自身のようにも見え
気持ちが乗り移った生き物のようでもあります。

今頃それぞれ作ったものが
生活にそっと彩りを与えてくれるものになっているといいな。

落ち着いたら、また開催しようと思います。

良介 

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「まぶち薬局」のリノベーションが着々と進んでおります。
白と緑を基調とした清潔感のある外観になります。

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大工さん達って凄いなぁと、改めて思います。
自らの手で、みるみるうちに空間を創造していくのですもの。
自分で身体を動かしてみるとわかるけど、本当に大変なことですし、技術はもちろん想像力も必要。

昔、僕がトゲトゲしていた頃(笑)、建築現場で職人さんとイマジネーションが合わなくて揉めた時、ある大御所の建築士に言われました。
「建築士は職人さんと喧嘩しちゃダメだよ。頭ごなしに要求してもダメ。自分(建築士)ができないことを職人さん達はできるから建築を造ることができるんだ。感謝して接しなさい。」
この言葉が、今は身にしみます。

良介

 

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先週末は「長倉さんの家」を訪問しました。
写真では収まりきらないけど相変わらず気持ち良さ!
木のぬくもりと開放感がとても良い空間です^ - ^
趣味の釣具や焚き火台、ハンモック、それに至る所に植物が上手に飾られていて、住み手と家が良い関係性を築いていました。


長倉さんの家
そういえば以前、長倉さんがドローンで自分の家を撮ってみたとのことで、いただいた写真があったのでご紹介。この視点は新鮮!



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年末に古庄の「ひかり市民センター(園庭カフェ)」で行なったタイルワークショップの様子をお伝えするのを忘れていたので、簡単だけど写真でご紹介します。
この日はタイルでコースターとアクセサリーを作りました^ - ^




そしてそして!
新たなモザイクタイルワークショップのお知らせは以下となります。
この人同じようにタイルのコースターやアクセサリーを作るワークショプです^ - ^

2020年3月8日(日)
第一部10:00〜11:30
ランチタイム11:30〜13:30
第二部13:30〜15:00

2020年3月9日(月)
第一部10:00〜11:30
ランチタイム11:30〜13:30
第二部13:30〜15:00

参加費:ドリンク付き一人1200円、ランチ・ドリンク付き一人1800円
    子供はワークショップ参加料もドリンクもランチも無料です。
場所:ひかり市民センター・園庭カフェ


各部先着10組までとさせていただきます。
ご興味のある方は是非ご予約して起こしください!


予約先:青木設計事務所
054-267-1120
ryosuke@aokiarchi.jp


良介


 

早いもので築後10年が経ちました。
先生から連絡があり、屋根、外壁、木部の色褪せが気になってきたようです。
これはこれで味といえば味なのですが、傷む前に手を入れたいとのことで、
早速塗装の太田さんと一緒に伺いました。
先生は日頃から手の届く範囲で、木部の塗装をこまめに行っていますが、
さすがに今回は建物全体の化粧なおしを決めたようです。

建物自体痛んでいる節はありませんが、外壁はややベージュがかり、
屋根はフッ素樹脂鋼板で錆はありませんが、離れの屋根は少し汚れが目立ちました。
木部は洗浄して再塗装が良いと思いました。

先生と話し合いながら、足場を掛けて外部廻り全体の再塗装をすることになりました。

建物の維持には定期的に費用がかかります。
それでもこうして建物の痛みの進行を防ぎながら美しさを保つために、
建主の皆さんが同じ思いでいてくれることが何よりも嬉しいです。
化粧なおしが終わったらその姿をアップします。


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nobu

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井川:西山平の夜の畑アート
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昼の西山平


先週、実家のある南アルプスの麓の井川からの帰り道、畑の中を車で走っていると真っ暗なはずの畑の中に何やら光の束が!

近づいてみると、そこにはなんとも美しい光のアートがありました。まさかの場所でアート空間と出会い感動しました。
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帰ってから調べてみると、これは井川を盛り上げようと地元の有志の方が作ったものだそうです。畑の動物除けにも役立っているとのこと。こういう試みをしている人がいるということが何より嬉しいです。
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今年のテーマは、「宇宙」だそう(*_*)
電力は、太陽光を利用しているため、点灯は暗くなる日没から21時頃の間(電力が無くなるまで)。3月下旬ごろまで見ることができます^_^場所は西山平のアルプスの里近くの畑です。
井川に行くことがあったら是非夕方まで滞在して光のアートを見てみてください^_^

良介

 

お正月に世界的建築家安藤忠雄氏の現在を描いたTV番組を見ました。
氏の映像はメディアが頻繁に特集を組み放映されますが、今回は闘病生活で五つの内臓摘出した身体でも、今なお精力的に挑戦する姿勢は以前と変わらず、設計活動に邁進し世界中を飛び回るエネルギッシュな姿が放映されました。

番組のタイトルがまたいいんです。 
御歳79才の今も「青春はつづく・・・」です。

「挑戦」と「スピード」の言葉を発していました。
 常に挑戦する姿勢、現代の時間の流れの速さ、スピードに乗り遅れるようであれば生きる価値無しとまで言い切っています。 
現在の私たちはスマートフォンで誰とでもどこでも連絡が取れて繋がっていると思いがちですが、繋がっているようでいて実は心は繋がっていないと話していました。心の繋がりはやはり実際に会って話し合い交流を深めて培われるものと思います。

氏の言葉に「建築は心の交流の場を造ること」とあります。
心の繋がりは、人の手の温もり、手仕事の跡の残る建築に人は心引かれ感動を呼ぶはずです。 
建築に携わる人は忘れてはならない一言と思います。

「青春はつづく、そして挑戦しつづける。」
何歳になろうとも、夢、希望、目標がある限り青春はつづく。
座右の銘として精進してまいります。

本年もよろしくお願いいたします。


                          
                              青木信浩・青木良介
 


 

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居酒屋をリノベーションして薬局にする計画に昨年から取り組んでいます。

現場はそろそろ解体に入るのですが、解体前に改めて元居酒屋の寸法を一つ一つスケールを当てて確認してみたら、すごくコンパクトな数字の連続でびっくりしました。
通常の住宅を設計する寸法を「1」としたら、椅子もテーブルもカウンターも通路幅も「0.8」といったところ。
一緒にお酒を飲む席であれば、人と人との距離が近くなり、少し体がぶつかったり、通路では少し体を横にして声を掛け合ったり。それから、立っているマスターと座っているお客さん全員の視線の高さが合うような高さ設定になっていました。椅子と違って座敷であれば、詰めれば良いですからね^ - ^
きっと人が入っていた時は、各席間では程よく距離を取りながらも、その時の熱気や気配を含んで店全体に一体感を感じられるようなちょうど良い空間感だったことでしょう。かくいう僕も、この居酒屋で飲んだ経験があり、何かの縁を感じました^ - ^
寸法による少しの差で、人と人との関係性は変わり、コミュニティが生まれやすくなったり、そうでなかったりしますよね。

薬局となるとまた違う考えを持たなければなりません。
薬剤師さんとお客さんの距離感や調剤室の視認性やお客さんの待合いの心地、視線のデザイン等が重要になります。

さて、この空間がどのように変わるのか。
また次回^ - ^


良介


 

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