青木設計事務所の建築ブログ

静岡を拠点に活動する青木設計事務所のブログです。 家づくりをしながら考えていることや実家の井川のことなど 日々を綴ります。

ホームページ:http://aokiarchi.jp

昨日、一昨日と開催しました
「よし子さんの家」オープンハウス
ご来場いただいた方々、
お住まいを公開してくれた施主様、
雨の中、本当にありがとうございました。

お褒めの言葉を数多くいただき、これからの活動の励みになりました!

また、今回予定が合わず来られなかった方々から、別日に見学できないか?との問い合わせがありました。
施主様にも了解をいただいていますので、僕たちに連絡をいただければ個別にご案内可能です。
たくさんの人たちが訪れる家になったらいいなと思っています。

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青木設計事務所が設計監理をさせて頂いた
「よし子さんの家」
お施主様のご厚意により自宅を公開して頂けることになりました。


木とタイルをたくさん使った、優しくあたたかい家です。
壁一面タイル張りの中庭は、ワークショップを開いて、
お施主様ご家族をはじめ、
多くの方々と一緒に手作りで完成させました。
タイルの中庭は〝外の部屋〟であり、
食事や趣味を楽しむ彩りの空間となっています。

お施主様と一緒に、大切につくった家を、
暮らしの風景や声と一緒に感じて頂けたらと思います。


見学は予約制となっております。
ご希望される方は、代表者様の住所・氏名・見学日時
を下記連絡先までお知らせください。

ご来場、お待ちしております(^○^)



日時:10/14(土)、10/15(日)10:00-17:00
駐車:あり


ご予約連絡先:青木設計事務所 青木 良介
電話:090-3954-1738

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よし子さんの家Facebook13

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engawa garage基礎工事の鍋田くんは、丸子の家でもお世話になりました。
真っ黒に日焼けした頼もしい若者です。
麦わら帽子は彼独自のスタイルのようです。


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基礎配筋検査です。
スキップフロアーのため複雑な基礎ですが、綺麗に正確に配筋してあります。

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アンカーボルト、ホールダウン金物検査


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コンクリート打設立会い

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基礎が打ち上がり、基礎工事もいよいよ終盤です。
あとは、10月5日(大安)の棟上げを待つばかりです。
晴れると最高ですが、雨さえ降らなければ良いです。
なんとか、天気になあ〜れ!
 




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この施設は、大型トレーラー専用の駐車場です。
そして、大きな池でもあります。
4000 ㎡という巨大な敷地を利用するにあたり、
雨水対策を考慮して、排水を徐々に放流するための巨大な池を造りなさいと、
静岡市より指導されて設計しました。
そこで、駐車場の床レベル自体に緩やかに勾配をつけて、
すり鉢状の駐車場にすることで、約300tの雨水を保留できる池ができました。
大雨時には、ここに魚を放流して釣り堀ができそうです。
なんてね・・・・・。




nobu










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夕方、「よし子さんの家」を訪問
住み始めて3ヶ月ほど経ちました。

ちょくちょくお家に寄っては、お茶を頂いていたのですが、夏を越えて改めて「設計で細かく配慮してくれたことが、住んでみて分かります」と言ってくれたのがやたら嬉しかった。

図面では表現できない、風や光の移り変わり
素材感や雰囲気、体感する動線。
いい感じです!

玄関横の縁側に座って写真を一枚
(僕はカメラマン笑)
この家は北側プローチの家。
それでも家の正面を閉じすぎたくないと思ったのは、施主のよし子さんが、誰に対しても快く人を迎い入れてくれる人だから。


Ryosuke

八木邸プレカット打ち合わせ


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上棟前の合同打ち合わせです。

設計、監督、大工、プレカット、電気、給排水設備、板金 、各業者がうちの事務所に集まりました。
年季の入った大工の棟梁と、経験豊富な監督がいるので、打ち合わせはズムーズに進みました。
男臭い頼もしいチームです。

上棟後は、現場で毎週定例会議を行い、各関連工事と詳細な納めの検討をしたり、工程を確認しながら工事は進んでいきます。

建築は人の命を守り、生活を育む器。
造る人たちは、何事も抜かりなく、常に話し合いながら最善の方法を考えて、その建物と向き合っていかなければなりません。いくら歳を重ねても、建築は毎日が勉強の日々です。


nobu

 

お日柄も良く地鎮祭です。
毎度のことながら、気が引き締まる思いです。

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パパとあゆむ君の、鍬入れの儀です。
微笑ましいですね。


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「うーん、みんなちょっと表情が硬いなあ」
まあ、これも良いか、厳粛な儀式ですからね。



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幾重にも伸びた軒先きの下に、2台分のカーポートと2台分のインナーガレージが収納されます。
軒先を縁側に見立て、「engawa garage」と名付けました。



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群馬でお盆。

埼玉との県境・利根川を北上し、
現地入りした瞬間の橋の上。
雲の下は淡い夕暮れなのに、
その上は真っ昼間みたいですね。
静岡に住んでいると
関東平野の開放感は相当なものでした。

東京出身の知人がいつだか山が見えただけで
「山がある」とひたすら驚いていたのを思い出しました。

それぞれの土地にしかない環境や印象があります。
他の土地へ行くと、より感じます。
今、僕が住んでいる町、静岡、を
もっと見つめていこうと思いました。

 

「こひじの家」は下階に親世帯、上階に子供世帯の二世帯住宅です。
設計のおりから、建築主さんからのたっての要望がありました。
それは、「断熱」と「上階の振動、音の軽減」です。 
その要望にどのように 対処したかを画像で簡単にお話しします。

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 これは、発泡ウレタン吹付です。外壁面は厚90㎜。

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 これは1階床下の画像です。
通常、グラスウールかウレタンボードを施工するためどうしても隙間ができていました。
1階床下のウレタン吹付は施工上不可能と思っていたのですが 、今回初めて
このように、透湿防水シートを根太の下側に固定してその上に発泡ウレタンの吹付に挑戦しました。
見事に隙間なく施工できました。

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 2階床下は断熱目的ではなく、隙間なくウレタンで埋めることで振動、音を軽減できるとのことで施工しました。

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 2階床下にはALC厚50を敷き詰め密度あるコンクリート床の仕様に近づけることで、2階の生活の音の振動を軽減しています。歩いただけで質感とその重さや密度を感じます。

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最後は屋根下地への発泡ウレタンです。
見るからに断熱性能を感じてしまいます。
そして外壁廻りの開口部は、断熱樹脂サッシとLow-eペアガラスで完璧です。
さらに耐震等級3の性能保証付きです。構造的にも安心できる住まいです。

意匠的には、これからが勝負です。



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先日引越しを終えて、徐々に生活感が出てきました

よし子さんの家

「良介さん!見てみて!」

と言われてキッチンの窓辺を見ると
壁のタイルによく合う柄のハンカチが
掲げられていました。

「センスいいですね〜!ピッタリだ!」

その時のよし子さん達は、どうだ!と
言わんばかりの自慢げな表情で。笑

お家づくりをしていると
こんな、小さなことが
とても嬉しいのです。


Ryosuke



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