青木設計事務所の建築ブログ

静岡を拠点に活動する青木設計事務所のブログです。 家づくりをしながら考えていることや実家の井川のことなど 日々を綴ります。

ホームページ:http://aokiarchi.jp

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先日、シフクノトキというイベントに行ってきました。

建築士であり住職でもあるタケヤマイツドウ建築設計事務所の武山さんが設計し、今年竣工した「みんなのお寺」が会場です。写真は本堂でのLIVEの様子。みんな楽しそ〜。

設計段階から新しいお寺への想いを聞いていたので、実際に生き生きと使われはじめたお寺の様子を見て僕まで感動してしまいました。


Ryosuke





 

IMG_2652まるでタイムカプセルでも掘るみたい?炎天下の中、掘った土をひたすら袋に詰める作業・・

IMG_2716 お昼は流しそうめん!みんなすっごい楽しそう。どこかから聞こえてきた「そーめんてこんなにうまかったのか!」

IMG_2696 掘れた土の中で変なダンス踊ってマス。これは土を付き固めているんです。後ろには土袋が大量に!

IMG_2677土袋を積んで固めて壁が建ち上がってきました。まだまだ形になりませんが今日の作業はこれでおしまい。みんなお疲れさま!
今回は学生さんが13人も参加してくれました。すごいエネルギーに溢れていて、とても楽しかった。次回はもっと多くの人が来てくれたらいいな。



Ryosuke



 

ハグみなのスミカ1

ハグみなのスミカ3
ハグみなのスミカ2






























ハグスケッチ2























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テーマはその名の通り、〜みんなで育む、みんなをハグする〜
みんなの手で空間の力だったり表情だったり絆をつくり上げて行きたい。


想いを形にするため、まずはワークショップで身体を動かして土の家をつくります。
上の写真はそのモデルです。



大地にハグされているような小さな子どもの棲家。

内部をやわらかくカーブする土壁はベンチと一体となっています。

ひんやりとして心地の良い時間を置ける場所です。

光に導かれるように奥に進んで窓を開けると

この棲家の2つ目の顔である原っぱの屋上へワープします。

木・土・石・植物といった自然の材料をいっぱい使って

みんなの手で愛情を込めて造り上げていきます。



Ryosuke




 

陽だまりの木箱中庭
































実施設計中の「陽だまりの木箱」

この住宅は中庭を中心に据えた気持ちの良いワンルーム空間になっています。
空間のアチコチにくつろげる場所があり、家族は好きな場所を選んで家に寄り添います。
刻々と変わりゆく光の箱の中で、
家族を優しく包む巣のような居心地の家になればと思っています。


Ryosuke




 

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テレビでギリシャのミコノス島特集を見ました。
前から行ってみたいなぁと思っていた場所です。

どこもかしこも白い壁。
建物の角は丸く、雪が降り積もったような風景。
海風による風化を防ぐため最初からやわらかいフォルムなんだとか。
白くてほわほわしていて可愛い町です。


この町は毎年自分たちの家を自分たちの手で塗り直す習慣があるそうです。
些細な事だけど、ずっとずっと続いているのだからものすごいエネルギーですよね。
こういったイベントが町単位で当たり前になってくれたら、
人と建物の新しい関係がつくれるのではないかと思います。
カワイイと思って見とれた町はみんなに可愛がられていたんですね。


Ryosuke








木造による二つのドーム屋根を検討しています。
一つは、集成梁をR形状に製作して軸組を構成するもの。
もう一つは、三角形の多面体によるドーム。


はぐ模型IMG_0284はぐ模型IMG_0283シェル構造のような大げさなものではなく、必要な箇所には柱を設け単純な構成を主体として、
木造の軸組自体に魅力を持たせたいと考えています。

いずれにしても、その構造を 化粧として空間に露出させるにあたり、
その姿が記憶に残る印象、美しさ、施工性、コスト面から
構造模型を造り、構造家の意見を聞きながら検討しています。


40坪弱と規模は小さいのですが、
ドーム屋根しかも楕円という初めての挑戦に力戦奮闘しています。





nobu 



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保育園を見学する機会があったので行ってきました。



現場ではまず子どものエネルギーに圧倒され・・。
事務所にこもってパソコン作業している疲れきった大人から見たら子どもは元気の塊。
図面や模型では聞こえてこない〝声〟や見えていなかった〝動き〟がそこにはありました。


また、子どもだけではなく家庭を含めて支援する〝子育て支援〟や各種イベントで
 〝地域交流の場としての保育園〟が一生懸命に考えられて実践されていていることに驚きました。
設計をしている中でどうしても町に対して閉じた保育所にはしたくなかったので、自分たちが考えている事と現実がリンクしていて嬉しくなりました。




そして一番印象に残ったのが保育主任さんが何気なく言った、

「おじいちゃんおばあちゃんの家のような場所でありたい」

という言葉でした。 




包容力を持って子どもと接すること。
 家族だけど、客観的に見守る事。
自分の子どもだけではなく、近所の子どもも含めて愛情を持って接する事。
受け入れる事。

などなど、とてもヒントになりました。 





Ryosuke






 

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先日、ある人にこの絵本を読み聞かせてもらいました。

本を読むその人の口調や表情が子どもに対してのそれと同じだったので、
僕はすっと子どもの頃に帰っていくような優しい感覚になりました。


この物語はハグが大好きなクマさんのお話。
嫌いな人さえもハグするクマさんの優しさと強さに、
胸が締めつけられるほどのメッセージを感じました。


子どものころに触れた絵本の世界は
きっと現実の世界とつながっていて
ずっと先の未来の自分にも届くのだろうと思います。



Ryosuke 


 

増田邸模型1





















静岡市郊外の住宅の計画です。

変形したワンボックスの箱の中に、
小さな箱を
入れ子状に挿入しました。
 余剰空間である吹抜けには光が溢れ、
コアをすっぽり覆い、やさしく家族も包み込んでくれます。

36坪(延床24+吹抜け12坪)という大ボリュームなれどワンルーム形式とすることで、予算1200万円というスーパーローコストに挑戦しています。





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宮本邸6-6




この住宅は、建物間に生まれた廻り庭を家族が思い思いに楽しめる住まいです。
 

敷地は、富士市北西部郊外の緑あり川ありの自然豊かでのどかな住宅街にあります。


敷地の中には車が通り抜けられる大きな庭と、そこに繋がる小さな庭、そしてその間に6棟に分けられた建物が配置される構成となっています。
ここで生まれた建物と建物の間の空間は単なる通路ではなく、建物間を巡る路地のように生活が溢れてくる自由な場所です。読書コーナーであったり、子供達の遊び場であったり、家族の思い出が飾られるギャラリーであったりします。6棟の建物の中央付近の路地は光のリビングとなっており、生活を結びます

 

これから基本設計そして実施設計へと進みます。




nobu 




 

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