nobuとRyosukeの建築ブログ

静岡を拠点に活動する青木設計事務所の建築ブログです。


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あいにくの雨でしたが、
テントを用意していただいたおかげで、
雨に濡れる事も無く、
無事、地鎮祭を執り行うことができました。

親世帯と子供世帯が上と下の階に住む二世帯住宅です。   
中央に土間ホールを含めた光庭(ライトコート)を配し、二世帯の共有スペースとしました。
親世帯と子供世帯がほどよい距離を保ちつつ
やや広めの玄関土間ホールと、それに続く光庭を介して互いの気配を感じながら
付かず離れずの関係を保ことのできる住まいです。
久下階段スケッチ

設計を始めた頃は、おなかにいた赤ちゃんがこんなに大きくなりました。
これからもっともっと家族が増えていきます。
そして、子供達のはしゃぎ声があちこちから聞こえてくる、
賑やかで明るい家族像が見えてきます。

完成は10月の予定です。



nobu



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御歳
90歳と87歳の津端修一、英子夫妻の
素朴で爽やかな日々の暮らしのドキュメンタリー映画です。

「どんなことでも自分でやってみること。

コツコツとゆっくり、じっくりやってみる。

そこから新しい発見があり、携わっている者にしか見えない何かが見えてくる。」

と、修一氏は説きます。
正に生きている実感がここにあるように思えてきます。


津端氏は建築家です。

かつて、氏が考案したニュータウン計画は、その時代の風潮に相反するもので却下されましたが、夫妻はあえてその一角に土地を購入して雑木林をつくり、畑を耕し、野菜果物を育て、自然の温もりをそこから発信し、派生させようとしました。
開発前の自然な姿を想起させるような氏のニュータウン計画は、それこそが自然が造り出した、風が通り抜けて人にも優しい暮らしができると確信していたようです。
こんな逸話もあります。
禿げ山に緑を戻そうと二人で始めたドングリ植樹は、多くの人達の賛同を得て緑が蘇ったそうです。
また高齢ながら建築家としてもデイサービス施設建設の相談があったおり、たった二日ほどで施設のコンセプトを示す何枚ものスケッチとマスタープランを描き上げたそうです。
建築に対しても、その生き方に対しても常に準備を怠らない信念を持ち続けた建築家でした。

津端氏が目指す住のありかた、自然との付き合いかた、
さらに実行力を持ち、
その行為は派生して新たな風を興す。

津端夫妻の姿勢が伝わる映画でした。



nobu 

 

本当に、みんなのおかげで!
“よし子さんの家”の中庭に
優しいタイルの風が吹きました^_^

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休憩中〜

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家主のよし子さん 良い笑顔!
息子さんお孫さんとの三代共同作業

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ジャーン!!!



よし子さん
大崎さん
あかねちゃん親子
司法書士の佐藤さん
かおりさん&怪獣くん達
ゆきこさん
浅井くん
俊樹くん
矢入さん
ゴードンこーひーさん
グリーンエイトさん
廃棄タイルを提供してくれた多くの方々

みんな、ありがとう(^O^)/

みんなの手でひとつのものを作ることが、これほど素晴らしいとは想像以上!
このワークショップを許してくれた建主のよし子さんに感謝します。

完成したら
またみんな遊びに来てください^_^


Ryosuke
 

 

富士山の麓、南松野の敷地に
急遽、即席の打合せコーナーを作りました。
大空の下で、この上ないスケールの打合せ室です。
こんなユニークな現地での打合せは初めてのことです。
通りすがりの人達も、私達を見て何やら不思議な感じを受けたと思います。
キャンプでもなく、レジャーでも遊びでもなく 、簡易な椅子とテーブルに腰掛けて、
模型とプランを見ながら、笑い声の中、何やら話し合っている様子は、
端から見たら不思議な情景かもしれません。
しかし、私達にとっては非常に新鮮でした。
廻りの環境やロケーションを確認 しながらの作業は有意義なものでした。
このやり方は、今後にも活かせそうです。

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nobu

 

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現在、青木設計事務所が手がけている小さな住宅

「よし子さんの家」


建主である よし子さんのご厚意とご協力により

この家の中庭の壁を

モザイクアートで仕上げることになりました!


タイルで“風”を描きます^_^


家全体に心地よい風が流れるように

多くの人の手であたたかな表情の壁を

作りたいと思っています。


楽しく、そして皆で力を合わせながら

モザイクタイルを体験してみませんか?




日時 :319日(日)

午前の部:9:0012:00(集合・出発9:00

午後の部:13:0016:00(集合・出発13:00

両方参加可。


集合場所 :青木設計事務所

集合場所住所:静岡市葵区千代田6-30-22

(よし子さんの家まで車で5分です)


持ち物・準備 :タオル、

汚れてもいい格好(服装、靴、手袋)

防寒着(作業は外になります)


参加費 :なし

予約制となっています。

メッセージか電話で直接予約をしてください。


連絡先青木良介
ryosuke@aokiarchi.jp 

090-3954-1738


八木さんのお宅(藤枝の家)を尋ねました。
残念ながらあいにくの留守でしたが、
折角なのでベンチに腰掛けてちょっと一休み。

築12年 経ちましたが、その雰囲気は竣工当時に比べると、
歳を経る毎にその存在感を増しているように思います。
一昨年の築10年を機に、外壁廻りの塗装の改修を施したことで、
建物が美しい状態を保っています。
建築主の住まいへの思いが感じられ嬉しいかぎりです。
また、来よっと。

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にせたいのコピー


現在実施設計中の二世帯住宅「こひじの家」
写真は断面模型です。

大らかな土間玄関が中庭まで突き抜けていて
どの場所に居ても縁側に身を置いているような
気持ちの良いお家になっています。

多くの人を受け容れることができる居場所があること
大きな空間ではなく“大きな器”のある空間であること
そんなことを考えて設計しています。

良介


 

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井川へ向かう富士見峠からの富士山

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 葵区竜南からの富士山

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旧国道1号線(由比蒲原付近)からの富士山

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 岩渕の「カフェ無上帑」からの富士山

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 松野の露頭越しに見える富士山

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 南松野からの富士山

山々の向こう側に頂きが見える富士の山。
山裾まで広がる富士の山。
どんな場所からでも富士山を見つけると、大人から子供まで「あ、富士山だ」とかけ声が上がります。
それぞれの場所に、それぞれの富士山の見え方、感じ方があります。

富士山は雄大で美しく、眺めているだけで心身ともに、心洗われる思いがします。
それこそが皆に愛され、敬愛される所以と思います。 


nobu



 

2017年最初のブログです。

今年は、手掛けているいくつかの住宅がスタートしたり竣工を迎えたりします。
新たなワークショップも控えています。

今年の青木設計事務所の目標は
「丁寧に仕事をする」です。
ひとつひとつ、一人一人と向き合い、
初心を忘れず、丁寧に手掛けていきたいです。

本年もどうぞ、よろしくお願い致します。

ikawako

お正月、井川までの道中に見えた井川村



青木設計事務所 青木信浩 青木良介 



 

建築設計に携わる上で大事な事を示唆してくれた論考を読みました。
エストニア国立博物館の設計に携わった田根剛氏による寄稿、新建築12月号「建築は記憶」です。

「場所の記憶から建築を考える」
「建築とは場所に意味を与えること」

誰も知らなかった場所に「ここ」という場所を生み出す。
「そこ」でもなく「あそこ」でもない「ここ」は「還る場所」に他ならない。
建築とは「考え方」、建物は「モノ」と言い切る田根氏の言葉に魅了されます。

私はこれまで、建築(考え方)を設計していたのではなく、建物(モノ)を作っていたと痛感しました。
いかなる場所にも私達の知らない記憶がある。その記憶が何かを突き止め活かし歴史を未来へ繋げることは、建築が担う記憶の継承とも言えます。
それは、建築の大小に関わらず、公共性があるかないかも問わず、すべての建築に言えることです。
「スクラップアンドビルド」この言葉は現在の日本の建築界を象徴しています。
建物は20年、長くて50年のサイクルで消滅し新たに建物が造られる。
建築がその時代背景を写すと言われますが、今の日本の建築の多くが、後世に伝えるべきものを残していないように思えます。
残す前にスクラップされ記憶さえ消され継承もされないまま、別の建物が建ち続けているのが現状です。
建築(考え方)ではなく建物(モノ)が。

エストニア国立博物館は、旧ソ連軍用滑走路が延長され、コンクリートの屋根となり空へ向かって消えていく形態です。
辛い歴史を受入れ、そして決別し未来への希望と飛躍を暗示させる建築です。

建築が未来を示唆する。
建築が未来を担う。
建築は遠い未来へと飛躍する。
建築により未来へ踏み出す。
建築が未来を象徴する。

どんな場所でも、どんな所にも、
記憶に残る原風景と歴史があります。
そんな言葉を彷彿させる建築を創りたい。
私の中に建築に向き合う新たな姿勢が生まれました。
この言葉に恥じない建築を造っていきたいです。


いつもつたない文章ですが、
私達のブログを読んで下さる皆様、
よいお年をお迎えください。
新年は1月5日からとなります。
来年もよろしくお願い申し上げます。



平成28年12月31日
青木信浩 青木良介



 

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