お正月に世界的建築家安藤忠雄氏の現在を描いたTV番組を見ました。
氏の映像はメディアが頻繁に特集を組み放映されますが、今回は闘病生活で五つの内臓摘出した身体でも、今なお精力的に挑戦する姿勢は以前と変わらず、設計活動に邁進し世界中を飛び回るエネルギッシュな姿が放映されました。

番組のタイトルがまたいいんです。 
御歳79才の今も「青春はつづく・・・」です。

「挑戦」と「スピード」の言葉を発していました。
 常に挑戦する姿勢、現代の時間の流れの速さ、スピードに乗り遅れるようであれば生きる価値無しとまで言い切っています。 
現在の私たちはスマートフォンで誰とでもどこでも連絡が取れて繋がっていると思いがちですが、繋がっているようでいて実は心は繋がっていないと話していました。心の繋がりはやはり実際に会って話し合い交流を深めて培われるものと思います。

氏の言葉に「建築は心の交流の場を造ること」とあります。
心の繋がりは、人の手の温もり、手仕事の跡の残る建築に人は心引かれ感動を呼ぶはずです。 
建築に携わる人は忘れてはならない一言と思います。

「青春はつづく、そして挑戦しつづける。」
何歳になろうとも、夢、希望、目標がある限り青春はつづく。
座右の銘として精進してまいります。

本年もよろしくお願いいたします。


                          
                              青木信浩・青木良介