青木設計事務所の建築ブログ

静岡を拠点に活動する青木設計事務所のブログです。 家づくりをしながら考えていることや、実家の井川のことなどなど 日々を綴ります。

2010年11月

第一案
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第二案
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狭小敷地に建つ若い夫婦の住宅案

 

ご要望は

・駐車2台

・三階建て

・1階は親御さんの宿泊エリアで将来はテナントになる

・2階・3階は主な生活部分

・将来の子供のことも考えて

・低コスト

 

以上の条件から2案をプレゼンしました。

上の写真はその模型です。(模型に階段は入ってません!時間が間に合いませんでした…。)

 

 

第一案は、

敷地の中に取れる最大のボリュームを取りつつ、低予算のことを考え、一階は大きな土間と上がり間、2階・3階は家具とスキップフロアを一体として考えたワンルームになっています。色彩によって壁のない空間に変化をつけています。

 

第二案は、

一階にお風呂洗面をまとめ、2・3階を二つのボリュームに分けてプライベートな明るい外部を楽しむ計画になっています。狭小敷地にさらに狭小のボリュームを置くことで、第一案より5坪ほど小さくなりました。

 

 

 

模型を使った打ち合わせはとても盛り上がり、お施主さんも喜んでくれていたのでこちらも期待していたのですが、残念ながら良い返事はもらえず他社へ…。

お施主さんにニ案以上をお見せすることは、こちらの方向性が定まっていない証拠…。その辺でも迷いがあったのかもしれません。実力不足。そして、悔しいです。

 

 

打ち合わせをしていると、ほとんどのお客さんはなるべく広く大きな家を望んでいるのだろうと感じます。それはごく自然なことなのかもしれないけど、居心地や振る舞いは決して広さだけでは語れないものがあります。実際の建築空間は、様々な要素の関係の中で成り立っているからです。

 

建築を計画するにあたって、その敷地にできるだけ大きく空間をとることはそう難しいことではなく、豊かな小空間を作ることの方が技術と感性がより必要になってきます(そこには少しのアイデアがなければ)。4畳半、6畳、8畳…という空間の印象を変える物差しが…。

ほんと、プレゼンって大切ですね…。

つくり方次第ですが、小さな空間を狭いと感じるか落ち着くと感じるか、窮屈と感じるかコンパクトで使いやすいと感じるか、それは建築空間と向き合う時に意識一つで変えられる一番簡単な楽しみ方ではないでしょうか。今風に言えば、kawaiiとかもある種の意識改革…

 

 

今回のニつの案はそういった広さの面で言うと、上記の要望を満たした上での最大と最小の面積を取った対局にあるニ案です。このふたつの案を見せてしまった僕たちはやはりブレてしまった、ということでしょう。

 

 

Ryosuke









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W邸が、本日発売の「季刊誌ガレージライフ:ガレージのある家 vol.20に掲載されました。RC造の平屋というちょっと贅沢な住まいですが、プランはいたってシンプルで、中庭を介して家族の気配を感じられるコートハウスです。外装は漆喰壁、内装も白と木の色合いで統一しています。
今回の掲載で4件目となり、(株)ネコパブリッシング様には大変お世話になっております。今後も取り上げてくれるような作品を造っていきたいです。

nobu











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アトリエの北面開口に光が射す

加藤先生の家正面
アトリエと母屋



加藤先生の家の竣工間近の写真です。つい最近ですが、
想定外の非常にラッキーな事を発見しました。
直射日光の当たるはずのないアトリエに直射光が入るのです。
この建物は母屋と離れ(アトリエ)のツインハウスです。建物の配置やボリュームは、立て替え前の既存住宅や隣接建物等の日影図も考慮しながらスタディーをして決定しました。母屋は敷地の北側に配置して南面採光とし、アトリエはその反対で北面採光です。ところが直射日光の当たるはずのないアトリエに直射光が入り、木製建具の框が影を落としています。掲載の写真でもおわかりのように、燦々と光の当たる母屋と同じく、アトリエにも直射光が入るのです。母屋の木製ガラス戸と白い外壁に反射した光だと思うのですが、眩しくもなく実に気持ち良く入ってくることを発見した時には、その驚きで興奮しました。それをねらって設計したのならたいしたものなのですが、それでも予期せぬ事態に加藤先生と共に大喜びです。
こんな事あるのですね。
不思議、不思議、良かった、良かった。


nobu















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