青木設計事務所の建築ブログ

静岡を拠点に活動する青木設計事務所のブログです。 家づくりをしながら考えていることや、実家の井川のことなどなど 日々を綴ります。

2011年07月

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静岡市・井川にある私の実家の物置です。
6帖の平屋ですが、こんなにりっぱな梁組で施工してあります。


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これも実家の写真で、外便所の換気口です。
ちょっとした装飾が施されています。



倉庫とトイレ。それほど目に触れる場所ではありませんが、
手を抜くことを拒否する職人の「美」へのこだわりが伝わってきます。









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これは実家の近所にある建物。
シンメトリーの美しい切り妻の建物です。
総二階ですが、2階腰に庇が廻り込むように付くことで、
建物の低さが強調され、安定したプロポーションに仕上がっています。



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その建物の2階内部です。
軒高は5尺7寸(1727)
勾配天井と木軸組で内部空間が確保されています。
心地良いボリューム感は、座った時が最高です。




どの建物にもその当時の造った人の意識が感じられます。
また、木という同一素材を活かすことで統一感が増し、年月と共にその味わいも増しています。



建築の美しさは、
造る人間の美意識が建物の隅々にまで行き届いた建築にだけ
与えられるものだと実感しました。
 


nobu 






 

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写真は『稲川アパートメント』の一室です。
ラーチ合板型枠のコンクリート打ち放しの内装。



現場でびっくりしました。
コンクリートの表面にこんなに木目が出るなんて!

以前、自分たちで小さな型枠をつくって試し打ちしたのですが、
こうやって実際に壁になってみると印象が違いますね。
これから、いろいろと応用していきたいです。

コンクリートの美観を残しつつ、暖かみのある空間を目指します。



Ryosuke




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古民家の小屋裏です。
わずかな光で浮かび上がった小屋組には、凛とした美しさがあります。


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光と影、暗と明。
静かに時間だけが流れているようです。


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小屋裏からの民家の小屋組を見下ろす。
手斧(ちょうな)による荒削りの梁が、その豪壮さを増幅させています。


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土間と勝手場
働く音、動く足音。
土間のある家ならではの
家庭の音が聞こえてきそうです。




築後 140年の古民家を改修のため視察。
下手にいじっては台無しです。
木の素材だけで包まれた空間には、
統一された清楚な趣きがあります。 
新建材など必要ありません。
ここで暮らしてきた家族の生活を一番に考え、
計画を行おうと思います。


nobu







7/1~7/3、ASJのイベントに参加しました
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「1/50 scape」の展示


模型は私たちにたくさんの想像力をくれます。

 

小さな街並の中に意識を置くことで、今まで気づかなかった視点を発見したり、住宅を考えることの楽しさを感じてもらえればと思って今回用意しました。








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うちの事務所では1/50の縮尺の模型が一番多いんです。


たとえばそれは住宅の設計をする上で、愛用するスケッチブックの1ページにちょうど収まるサイズであったり、図面を製本するときの基準の縮尺であったり…



住宅を考える上で1/50という"大きさ"が染み付いてしまっていて、
それはあたかももうひとつの現実世界のようにリアルで、
どこへ思考を巡らしても、いつでも帰って来れる場所という感じです。

でもそれは良いことなのか悪いことなのか…







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ひとつの住宅を考える時、その周辺の環境もよく観察します。


昔ながらの下町の雰囲気を残す小さな街

間口が狭く三階建ての林立する狭小地

公園や田んぼの見える視界の開けた住宅地…


ちゃんと街の一員となれるよう、時には忠実に敷地周辺の模型を再現します。
 

真ん中に見えるツインハウスは「加藤先生の家」です。
実際に小さな建物が寄り添うように並んでいます。







 
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ちょうど子どもの目線の高さが模型のアイレベル。
小さな世界に入り込むのは子どもの方が上手ですね!
全体があると全体を見てしまいたがる大人は、どうしても模型を遠目から俯瞰して眺めようとする人が多かったように思います。



模型は想像を生むと同時に固定するものでもあるんですね。



それでも3Dと違って、見る人に見方を委ねる模型は、難しいけどやはり可能性を感じます。






Ryosuke













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