青木設計事務所の建築ブログ

静岡を拠点に活動する青木設計事務所のブログです。 家づくりをしながら考えていることや、実家の井川のことなどなど 日々を綴ります。

2016年03月

最後の元老と言われた、西園寺公望が興津に建てた別宅の見学に行ってきました。
竣工時の建物は明治村に移築されたため、ここにあるのは忠実に復元されたものです。
木と紙と土による、匠の技を駆使して造られた明治の木造住宅です。
西園寺はここで、当時は南面に広がる駿河湾を望みながら余生を心置きなく過ごした事でしょう。

坐漁荘の言われは、
「魚釣りをしながら一日をゆったり過ごす」そんな安堵な日々の暮らしのようです。

丁寧に案内してくれる管理人さん
案内してくれた管理人のおじさん。
まるで自分の家のように愛しています。


和室と広縁
和室と広縁から庭を望む。
当時はすぐそこに海が見えたそうです。


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出隅コーナーを回転する雨戸。
実用性と遊び心が備わっています。


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畳が敷かれた広縁。
洋室・テラスへと繋ぐおしゃれに化粧された建具枠。


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建物南面の砂浜・海との結界である石垣
石垣の下には浜と海が広がっていたようです。
管理人のおじさんによる“ブラタモリ”さながらの解説付きで、土地の歴史まで知れました。


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庭からの全景



拝観料なしで観られます。
興味のある方は是非。


nobu








吉野町アパートメント0316


工事が順調に進み、今日はyoshino terraceの完了検査でした。
建物が大きいので、検査に時間がかかりましたが、大丈夫だったのでホッとしています。

外観の写真を一枚載せました。
テラス部分に使ったラグラーチェの緑色が効いています。足場が取れたら、監督さんをはじめ、みなさんが「思っていたより良いじゃん!」と言ってくれて(失礼なw)、現場はテンション高めで進みました。月末には入居者が住み始めます。工事は現在、清掃・補修が入っているので、ラストスパート!

Ryosuke




 

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市街地の一角で屋根の無い蔵のような黒い建造物を見つけました。
外観は、ストイックなまでに装飾を排除しています。
唯一、開口部とその庇に化粧(腕木に
装飾)が施されているぐらいです。
仕上げは、開口部以外全てモルタル素地仕上げという徹底ぶりが、
否応無しにこの小さな建物の存在感を高めています。
雨の染み込みで灰色から黒へと変化し衣替えしているかのようです。
シンプルだからこそ、その変化が魅力的に映りました。



nobu 

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