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アトリエの北面開口に光が射す

加藤先生の家正面
アトリエと母屋



加藤先生の家の竣工間近の写真です。つい最近ですが、
想定外の非常にラッキーな事を発見しました。
直射日光の当たるはずのないアトリエに直射光が入るのです。
この建物は母屋と離れ(アトリエ)のツインハウスです。建物の配置やボリュームは、立て替え前の既存住宅や隣接建物等の日影図も考慮しながらスタディーをして決定しました。母屋は敷地の北側に配置して南面採光とし、アトリエはその反対で北面採光です。ところが直射日光の当たるはずのないアトリエに直射光が入り、木製建具の框が影を落としています。掲載の写真でもおわかりのように、燦々と光の当たる母屋と同じく、アトリエにも直射光が入るのです。母屋の木製ガラス戸と白い外壁に反射した光だと思うのですが、眩しくもなく実に気持ち良く入ってくることを発見した時には、その驚きで興奮しました。それをねらって設計したのならたいしたものなのですが、それでも予期せぬ事態に加藤先生と共に大喜びです。
こんな事あるのですね。
不思議、不思議、良かった、良かった。


nobu