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関係者一同


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敷地



平成23年2月7日:大安吉日の地鎮祭。
稲川のこの地の神様を鎮め、
工事の安全と竣工までの無事を、
工事関係者一同で祈願する、
日本古来の伝統儀式です。

この日ばかりは、私たちも正装して式に出席。
鎌入れ、鋤入れ、鍬入れの儀式は、
いつ見ても工事着工の伝統の深い味わいを感じ
「エイ・エイ・エイ」のかけ声と共に
心引き締まる時です。


この日を迎えるまでに何度もこの土地を訪れて、
光や風の抜け、周辺に住む人や建物との関わりなど、
建物を計画するための調査・検討を行ってきました。

今回は、建物が静岡の中心にほど近い幹線道路沿いに建つこと、
規模が一般住宅に比べて大きいことも関係してか、
より広域的な土地の意味や歴史まで意識させられた気がします。

土地と建物は切っても切り離せない関係です。
小さな土地でも大きな建物でも、自分だけにならずに、
土地の事、まわりの事、町のことをみんなが少しずつ意識すれば、
もっともっと住みやすい静岡になっていくのではないでしょうか。


本日は、この地に建つ建物が末永く町に好まれるよう願うばかりです。


建物の詳細については追ってご紹介致します。



nobu, Ryosuke