藤枝の家
竣工して7年の月日が経ちました。
屋根の陶器瓦は竣工時と変わりなく
深い軒に守られた塗り壁や杉板は、
経年の趣きが出てきたように思います。
室内の床の檜は、あちこちとキズがあるものの
それも歴史の一部と思えば愛着もわくはずです。
しっくいの塗り壁は竣工時とかわりなく美しい白色をなし
壁の杉板やしな合板は一段とあめ色をなし、味わいをましていました。
施主の素材へのこだわりが
住まうことへのこだわりと合致して
落ち着いた居心地の良さを感じます。
住まいは、そこに住まう人達と共に
その深みを増していくものと思います。
nobu
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