2016年01月
無双窓
陶芸家の近藤立身さんを訪ねました
以前、モザイクタイルの壁の材料として、陶器の欠片を提供してくださった陶芸家の近藤さん。
ずっとご無沙汰していたのにも関わらず、先日訪ねた際にあたたかく迎えてくださりました。
お会いできなかった間も、ありがたいことに壁に使えそうな陶器の欠片をわざわざストックしてくれていました。
長い時間、僕のことを忘れずに想ってくれていた事が、何より嬉しかったです。
もちろん頂いてきました。
陶芸の話はもちろん、素材の話や茶道の話、それに新国立競技場の話までして、刺激的な時間でした。
「60歳を過ぎて、ようやく茶碗が作れるようになってきた」という言葉には特にグッときました。
肩肘張っていた若い頃にはできなかったものが、今は作れる、と。
そんな境地に辿り着きたいものです。
下の写真は近藤さんのアトリエから住宅へ続くアプローチ。
積まれた薪の存在感もすごいのですが、地面には陶器の欠片が敷き詰められていて、歩くたびにシャラシャラと乾いた音が鳴るんです。これがやたらと心地良い響きを持っていたことに帰り際になって気づいてしまい、また長居してしまうのでした。
Ryosuke