「こひじの家」は下階に親世帯、上階に子供世帯の二世帯住宅です。
設計のおりから、建築主さんからのたっての要望がありました。
それは、「断熱」と「上階の振動、音の軽減」です。 
その要望にどのように 対処したかを画像で簡単にお話しします。

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 これは、発泡ウレタン吹付です。外壁面は厚90㎜。

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 これは1階床下の画像です。
通常、グラスウールかウレタンボードを施工するためどうしても隙間ができていました。
1階床下のウレタン吹付は施工上不可能と思っていたのですが 、今回初めて
このように、透湿防水シートを根太の下側に固定してその上に発泡ウレタンの吹付に挑戦しました。
見事に隙間なく施工できました。

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 2階床下は断熱目的ではなく、隙間なくウレタンで埋めることで振動、音を軽減できるとのことで施工しました。

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 2階床下にはALC厚50を敷き詰め密度あるコンクリート床の仕様に近づけることで、2階の生活の音の振動を軽減しています。歩いただけで質感とその重さや密度を感じます。

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最後は屋根下地への発泡ウレタンです。
見るからに断熱性能を感じてしまいます。
そして外壁廻りの開口部は、断熱樹脂サッシとLow-eペアガラスで完璧です。
さらに耐震等級3の性能保証付きです。構造的にも安心できる住まいです。

意匠的には、これからが勝負です。



nobu