青木設計事務所の建築ブログ

静岡を拠点に活動する青木設計事務所のブログです。 家づくりをしながら考えていることや実家の井川のことなど 日々を綴ります。

2019年09月

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引き渡しから早一年。
先日「スカイリビング」を訪問しました。
外周部から部屋の隅々まで、一年住んで見て不具合等がないかの点検です。

外観は特に変わったところはなく、綺麗に保たれていました。
この家の外壁はガルバリウム鋼板の原盤を使用しているのですが、ガルバリウムの「シルバー」よりも白に近く、ほんのりとラメの輝きがあり僕らもお気に入りの材料です。雨だれ等の汚れが大変目立ちにくいのも特徴です。
外まわりで変わったのは、中庭の木が大きくなったことくらい。
これについては木の剪定の仕方を庭屋さんに指導してもらうことになりました。


家の中はというと、建具の立て付け調整くらいで特に異常なし。
一年を通してスキップフロアの3階建ての家に暮らしてみての感想も聞けました。
空調は問題なく、夏は3階でエアコンをかけていると、2階まで涼しく、逆に冬は3階のリビングは暖房器具いらずというくらい暖かいそう。1階(寝室)だけ独立している感じで逆に良いとのこと。
あと、家族がどこにいるのか気配でわかると言っていました。

家の中を見たら、楽しく暮らしてくれているのがビシビシ伝わってきました。
子供のおもちゃ等が散らかっていても、その感じが自然、というか、スキップフロアだからなのか楽しい景色に見えるのです。
もともと各部屋の扉の色が黄色だったり瑠璃色だったり、外壁にも空色を挿し色にしていたり、ご家族の好みがふんだんに現れているので、その暮らしぶりもポップでオシャレなんです。
今回写真を撮り忘れたのですが、許可を得て今度訪問した時に少し撮らせてもらおうと思っています。
本当に良いです。住みたい、、


ご家族とお会いしていると、打ち合わせを重ねて一緒にプランを考えていた時のことを思い出して懐かしくなりました。
あの時に一緒に考えた家が現実になっている!そんな思いに浸っていると、ご主人が「ずっと前からこの家に住んでいるかのように自然です」と言ってくれました。ああなんて嬉しい!と思ったら、奥さんが「いやそんなことない(笑)」と突っ込んでいました(笑)
相変わらず仲の良いご夫婦なこと。

ご夫婦でワイングラスを傾けながら屋上で過ごす時間がお気に入りのよう。

あの時に生まれたお子さんは今二歳になりました。
末長くよろしくお願いいたします。

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二日間に渡る「なごみマンション」の内覧会
ご来場いただいた皆様ありがとうございました!
写真は昨日、内覧会の終わり際
日暮れ時に撮ったものです^ - ^

工務店さんがとても綺麗に建物を仕上げてくれたので、僕らも施主様も嬉しい限りです。
スピーディーに、丁寧に、打ち合わせを細かく行いながら進めて来た本建物。
建物に関わる人たちが一体となって信頼し合い、初めて良い建物ができる。 
これはきっとこの先もずっと変わらないと思います。


良介

 


「なごみマンション」内覧会1日目終わりました。


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「なごみマンション」内覧会一日目終わりました。
写真は内部の様子です。
ワンルームの部屋だけど、木製の建具で部屋を仕切れるような造りになっています。
ぜひ現地でご覧ください^ - ^

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2階角部屋は展示室になっています。
これまで青木設計事務所で建てたお家の模型はもちろん、「なごみマンション」の模型もあるので、模型と現実を見比べるのも楽しいかも!

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明日は雨予報なので、皆さん気をつけてお越しください!

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タイルの名古屋モザイク工業デザインアワード2019

本日受賞者が発表され、青木設計事務所が設計監理を行った「長倉さんの家」が住宅部門入賞に選ばれました。

このデザインアワードは「タイルで彩られた楽しく美しい施工事例を募集するコンテスト」です。ありがたいことに、僕らの受賞は今回で3回目。


リンク先のページに今回の受賞作品と過去の受賞作品が掲載されていますので、良かったら見てみてください^ ^
https://www.nagoya-mosaic.co.jp/nmda/DA2019award1.html
 

今回は派手なタイルアートを施した空間ではないけれど、日常の中に溶け込むタイルの役割や存在を自分なりに考えた結果であり、表現の幅を広げてくれた建築になりました。


タイルが好きで、人に喜んでほしくて、時にがむしゃらにワークショップを行いながら、自分のスタイルを探求しながら、タイルで彩られた建築をつくってきました。

今後は店舗やリノベーションでも自分なりにタイルを活かした空間をつくってみたい!なんて思いを巡らせています。

これからもタイルを使って新しいことに挑戦していきます。


 

ナゴミアパートメント5

9/22(日)-9/23(月祝)11:0019:00

青木設計事務所が設計監理を行った3階建共同住宅の新築内覧会を行います。

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お部屋探しをされている方はもちろん、土地探しをされている方、カッコいい建物を建てたい方、青木設計事務所に興味がある方、是非この機会にお越しください。

青木信浩・青木良介の2名の建築士がご案内します。

不動産の専門家が質問疑問にお答えする部屋や、建築模型ギャラリーの部屋もご用意しています。

皆様にお会いできることを楽しみに、現地でお待ちしています。

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日時: 2019922日(日)23日(月祝)

    am11:00-pm19:00

           予約不要です

場所:「静岡県静岡市葵区大岩本町1-11」とナビに入力

           現地は静岡高校の北側の道沿いです

駐車場: 複数台あり

建物概要:  鉄骨造3階建て

                 ワンルーム形式。

ご不明な点はお気軽にお問い合わせ下さい。

電話 :054-267-1120(青木設計事務所)

携帯 :090-3954-1738(青木良介)

メール:ryosuke@aokiarchi.jp(青木良介)


青木設計事務所ホームページ

aokiarchi.jp

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週末は「ロッソてん」に行ってきました。
9月6日(金)〜16日(月)
焼津駅近くのギャラリーパンプキン
で行われているデザイナーの永田ロッソさんの個展です。

実はロッソさん、青木設計事務所のお施主様なのです!
約20年前に家を建てられたのだけど、この頃からずっと赤を基調とした作家性を貫いて絵を描き続けている人。今回の展示会も、個性が光っていました!思わず絵本を購入しちゃいました。

↓ロッソさんの家
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ロッソさんのお家は20年近く前に建てられたお家だけど、今見てもカッコイイですよね!
家が建った当時、学生だった僕はこの家を父が建てたと聞いたときは衝撃的でした。
「ROSSO」の名の通り、赤色の鉄骨がバッチリ決まり、趣味のバイクやクルマが楽しめる大きな土間と、ダイナミックな螺旋階段のある個性的なお家。

「その人らしい家」「家族らしい空間」をつくれるということは、こんなにも夢がある。
それを教えてくれた家でした。

もちろんそれまでのように、落ち着いた雰囲気の「木の家・日本の家」をつくっていて、今もつくるけれど、この頃から「色彩」とか「建て主の個性」をより考えながら家づくりをしてきたように思います。


今もお付き合いがあるロッソさんは、先日行われた「色彩の建築展」にもご来場頂きました。
建て主の方と、長くお付き合いできることをうれしく思います。

話が飛び飛びになりましたが、皆様も、お時間がありましたらギャラリーパンプキンに足をお運びください^ - ^

Ryosuke




 

コンクリートも各階全て打ち上がりました。
この日は建築主さんといっしょに現場で打合せです。
しっかりヘルメットもかぶっています。お子さんもいっしょです。

現場は計画時のバーチャルの模型でもスケッチでも3Dでもない、現実の空間そのものがあります。
そこでのスケール感は「百聞は一見にしかず」そのものです。

今回は、アイランドキッチンとダイニングテーブルの調整です。
部分的に変更箇所があったためモックアップをもとにああでもないこうでもないと、
話し合いながら最終調整しました。

ダイニングキッチンの向こう側はパティオです。
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現実の空間の中だから、最終的なイメージがしやすいです。
迷いがあった細かい部分を確かめ合いました。
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いっしょに各部屋を巡りながら建物全体を見てまわりました。
このように、現場でも建築主さん達と打ち合わせを重ねていきます。



nobu


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