青木設計事務所の建築ブログ

静岡を拠点に活動する青木設計事務所のブログです。 家づくりをしながら考えていることや実家の井川のことなど 日々を綴ります。

2020年08月

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※版元から画像掲載許可をいただいております。


本日、8月19日(水)発売の書籍
「心地よい空間をつくる 小さな設計・建築事務所」に青木設計事務所が掲載されています。


まず、本の「はじめに」の文章にグッときたので下記に引用させてください。

「施主の思いに耳を傾け、ただ建てるだけではな
 く、暮らし全体をクリエイトする。
 新しい価値を見出し、
 世界にひとつだけの建築をつくり上げるー。」

そんな思いで日々、活躍している設計士・建築士を
紹介する本をつくりたいと思い、本書は『心地よい
空間をつくる 小さな設計・建築事務所』と名づけ
ました。

彼らの多くは、多様な価値観にあふれた多忙な時代
だからこそ、手ざわりや居心地、やすらぎのある心
地よい空間が必要だと考えます。まずはクライアン
トの話をよく聞き、深く読み取り、使う人にフィッ
トする空間をひとつずつ丁寧にしつらえること。
その上で、住宅は地球環境と寄り添うことを念頭に
おおらかな空間づくりを目指し、ショップやオフィ
ス、公共施設などは地域の社会的な役割を考え、時
代を超えて愛される街づくりを目指しています。

著者:パイ インターナショナル編集部




このような思いを抱いてくださる出版社の方に青木設計事務所を選んでいただき、大変嬉しく思います。
とても素敵な手書きの装画に包まれた本書籍。
全国各地の101人の設計・建築事務所が紹介され、内容も大変充実しています。
青木設計事務所のページを見ていただきたいのはもちろんですが、本をめくるたびに全国にはこんなにも個性豊かな建築事務所があるのかと驚き、建築の楽しさ豊かさを感じられる一冊になっていると思います。
ぜひ全国の書店や各ネット販売で手にとって見ていただけたら嬉しいです。


青木設計事務所
青木信浩 青木良介








もう一ヶ月ほども前になりますが、静岡県立美術館にて開催された「きたれ バウハウス」展に行ってきました。
バウハウスはおよそ100年ほど前にドイツにできた造作芸術の総合学校です。初代校長の近代建築の巨匠のひとりでもあるワルターグロピウスが「造形活動の最終目標が建築」という基本理念のもと開講されました。

これはバウハウスのカリキュラムです。
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中央にBAU(建築)があり、それを目指して三段階のカリキュラムを突破しなければ「BAU」まで行き着けません。学生は木、石、金属、土、ガラスといった素材の中から一つを選び、当時ドイツの芸術・デザインを牽引していた教授陣の工房で修行し、手工技術とデザイン理論を取得した後に最終目標の建築へと進みます。
建築が最終目標とありますが皆が皆建築を目指したわけではありません。工房では人間の生活をテーマに様々な領域の新しいデザインを生み出すことを基本教育としていました。ですからバウハウスからは建築に限らず幅広い分野で活躍する人たちを排出しています。
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建築を最終目標と位置付けたグロピウスの理念は、建築は、装飾、家具、調度品、絵画、彫刻とあらゆる芸術を内包する総合芸術と捉えていたと思います。建築家を目指すものは、それらを自ら学び取得することを教示していたものと思います。

孔子の言葉に「60にして耳したがう」ということわざがありますが、私はすでに60代半ばです。そんな私には耳の痛い話で、「60代半ばにしてまだまだ道半ばです。」(本来の意味は、「60代は経験も豊富で何を聞いても驚かない」です。)



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今年も梅干しを作っています。
梅雨が明けてやっと天日干しができるようになりました。
今年の実家の梅の木は不作と妻は嘆いていますが、それでもこれだけの量があります。
私は、梅の柄をとる手伝いを したくらいなので偉そうなことは言えませんが、4〜5日くらい天日干しのあと、陶器の壺に入れて今年の暮れまで熟成させれば美味しい梅干しが出来上がります。 
2〜3年寝かせると一段とまろやかになるそうですが、毎年全部たいらげてしまいます。
まろやかな梅干しにはまだお目にかかっていません。お目にかかりたいものです。

梅の甘い香りに赤しその香りが混ざり甘酸っぱい良い香りが漂います。
無添加無農薬の梅干しです。

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nobu 

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