青木設計事務所の建築ブログ

静岡を拠点に活動する青木設計事務所のブログです。 家づくりをしながら考えていることや実家の井川のことなど 日々を綴ります。

2022年11月

今日は、漆喰壁の下地・下塗り状況をお伝えします。

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 ベテランの左官職人遠藤さんが、楽しそうに下塗り用の漆喰を攪拌機で捏ねています。
「仕事は楽しくやらねば良いものはできないよ」と話しかけているようです。

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下塗り前の壁のボードが張られた状況です。

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客間、広縁のボード下地、一部漆喰下塗りが終わっています。養生テープもしっかりできています。左官工事、塗装工事の仕上がり具合は「養生6割、職人技4割」と言われるくらい養生は大事な仕事です。

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玄関及び広縁廻りの下塗りが終わりました。

漆喰壁は、出来るだけ大きな壁を避けることが重要です。上塗りを施すにあたり、その乾き具合を自らの経験と職人技からその時期を見計らい 、時間をあまり掛けずに壁面を一気に仕上げることが「こつ」とも言われ仕上がりの精度も上がります。
そのため大きな壁は出来るだけ避けて真壁造りとし、柱・鴨居・梁でその大きさを計らうことも設計の重要なポイントです。
次回は漆喰の仕上がりをお伝えします。





nobu 

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先日、井川神社の秋のお祭りに参加しました。
井川に人が集まると、とても嬉しいです^ - ^
そして皆さん愉快で優しい。
井川の人はそれぞれ冗談話を言い合いながらコミュニケーションを取る習慣がことに気がつきました!
数年前に亡くなった祖母が近所の人の何気ない冗談話で笑っている姿を思い出しました。
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うちのお隣に住んでいるウタコおばさんは甘酒をふるまってくれました。
あったまったなぁ。

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手作りの風車
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お祭り当番の準備片付けで境内の奥にも初めて入りました。
その場所と呼応していて神聖な空間でした。
祭りに参加できてよかったです。

もっと井川の人たちと仲良くなりたいなぁ。

良介

 

いよいよ仕上げの段階に入りました。
今日は、外部・内部の初期の仕上げの状況をお伝えします。

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 広縁の天井は連続する登り梁に沿って、軒の出6尺(1820mm)の軒先まで杉板張りです。
桧の床板 の施工も始まりました。
壁は漆喰塗りになります。
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ポーチから中央に玄関、玄関左側は応接室、右に広縁、奥は庫裡の2階部分です。
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連続する登り梁が大屋根を力強く支えています。
登り梁、軒裏、外壁と杉素材で統一することで調和した軒下空間が生まれます。
軒の出6尺という深い軒にすることで杉板外壁の劣化を極力避けました。

百年は維持したいという住職の希望もあり、外部にしても内部にしても簡素で質素な仕上げですが 、基本的に書院廻りは無垢材と塗り壁で統一しています。




nobu 

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